歯のメンテナンス

いつまでも歯が健康な人は予防で差がついています。

年をとっても自分の歯で食事を楽しみたい。誰もがそう願っていると思います。しかし残念ながら多くの方は、虫歯や歯周病で失ってしまうのが現状です。その理由の一つには、「お口のケアが足りていない」ことが挙げられます。日本は、まだお口の予防の観念が希薄だといわれています。

下図で示しているように、歯科先進国である欧米では予防が確立されています。そのため、高齢になっても歯が残っている人が沢山います。

自宅でのブラッシングだけでは除去しきれない歯の汚れを、歯科医院の専門技術でフォローする。それが虫歯や歯周病の発生リスクを下げるポイントです。

当院はこれまで数多くの患者さんと向き合ってまいりました。患者さん一人ひとりに合った最適な方法をご提案し、綿密な治療計画を立ててまいります。

まずは精密検査で口の状態を分析します

口の中にはさまざまな細菌が潜んでいます。身体に必要な細菌もいれば、虫歯や歯周病を引き起こす細菌もあります。そこで当院はまず、患者さんの口の中の状態をつぶさに観察し、どのような口腔ケアが最適かを判断します。

場当たり的ではなく根本改善を目指す「原因療法」

虫歯や歯周病がなかなか治らないのは、場当たり的な治療をしているためです。「夜の間食は控える」「ブラッシングをしっかり行う」は当たり前ですが、それだけでは根本的に問題を解決することはできません。大切なのは、細菌へのアプローチ。当院は虫歯や歯周病を「感染症」として、根本改善を目指します。

レーザーによる殺菌

一般的な器具では届かない場所や、複雑な形状をした歯周ポケットには殺菌効果のあるレーザー治療が最適です。器具のみで行う治療よりも格段に治癒経過が良くなりますので、どなたにもおすすめできる方法です。

徹底した「PMTC」（歯石除去・歯面清掃）

虫歯や歯周病を予防し、トラブルが起きにくい環境づくりを目指す専門的な口腔清掃をPMTCといいます。自宅ケアでは難しい部位の歯石除去などは、歯科医院によるPMTCがおすすめです。

「朝起きると口の中がネバネバする」という方は、普段の自宅ケアが足りていない証拠。ネバネバの正体はバイオフィルムという細菌の集合体ですので、PMTCでクリーニングをする必要があります。

患者さんが安心して治療に臨める「歯科衛生士担当制」

治療は患者さんと二人三脚で行われるべきだと考えています。とくに口腔ケアは、患者さんと歯科衛生士との信頼関係が大切です。そこで当院では、歯科衛生士の担当制を採用。一人ひとり異なるライフスタイルに向き合い、責任をもって最適な予防計画を実行していきます。

虫歯・歯周病の「繰り返し治療」は歯を傷つけるだけです

何度も治療を繰り返すと、いたずらに歯が削られていきます。それは従来の虫歯・歯周病治療が、「虫歯があるから削る」「穴が開いたから詰める」といった場当たり的な治療ばかり行っているせいです。

本当に大切なのは、歯科医師が患者さんに寄り添い、「なぜ虫歯になってしまったのか」「今後虫歯にならないようにするにはどうすればよいのか」を考えること。目の前にある虫歯を削るだけでは根本改善にはならず、またいつか再発を繰り返してしまいます。

当院は科学的な分析と綿密な治療計画にもとづき、虫歯を引き起こしている細菌を特定し、根本にアプローチします。

「虫歯治療がなかなか終わらない」「良くなったと思ったら別の歯が痛みだした」という方は、当院にご相談ください。親身にお話を伺い、今後どうすれば良いのかについて、患者さんのライフステージを見越しながらご提案いたします。